人はそれぞれ、病の物語を持っています。
あなたの病の物語(Narrative)とは、あなただけの体験(Vital Experience)のことです。
治癒とは、エネルギーや氣の乱れ、そして自分の中の治る力への気付き(Awareness)です。
気付きは、あなたが病をどう体験するか?を見つめることから始まります。

体験から気付きへのプロセスという、あなたの内面への旅から得られた情報が、あなたに最適なレメディを示唆し、そのレメディが得られた気付きを優しくサポートします。
- あなたの病の体験
- あなたの日常生活での体験
- コンサルティングにおける、あなたと私(ホメオパス)の体験
- 200年に渡る、ホメオパスたちの体験
- ホメオパシーで、癒しが得られた人たちの体験
これらの情報のコラボレーション(パターン)が、あなたという独特の存在の特徴を示すことになり、その特徴に合ったレメディが、あなたを癒すレメディ(シミリマムと呼ばれます)となるのです!
これが、クラシカル・ホメオパシーは、体験(Vital Experience)に基づいたヒーリング(Experience-based Healing)ということなのです。
クラシカル・ホメオパシーでは、
ある人の心身の兆候・症状・状態の集合やパターンを、1つの全体像として捉えて、その全体像にマッチするレメディを選びます。
コンセプトは「Cure person as a whole(全体=丸ごととしての人を癒す)」です。
ホリスティック・ヒーリングとしての、ホメオパシーの姿勢を示しています。
クラシカル・ホメオパシーでは病気や疾患の名前が問題なのではありません。
「その人に何が起こっているか?」という主観的な現象(Phenomenon)を見つめながら内面への旅をして、気付きを深めることが最も重要なことなのです。
例えば、慢性的な頭痛を持っている人がいるとします。
頭痛というのは、現象を示す名前ですが、現象そのものではありません。
頭痛を通じて、その人が何を感じているのか?
頭痛があることで、その人の人生にどんな影響があるのか?
こういった、その人独自の体験(Vital experience)を出来るだけ深く掘り下げて行きます。
その人は、頭痛を治したくてホメオパスの所に来るかもしれません。
しかし、ホメオパスは頭痛に対して何かをするのではないのです。
本人にとって頭痛が一番の悩みであるという感覚は非常に重要ですが、それは、玄関の扉のようなものです。
その扉の外から眺めるだけでは、建物の詳細がどうなっているのかは分かりません。
ですから中にお邪魔して、家主に案内してもらう(現象=体験を表現してもらう)のです。
クラシカル・ホメオパシーのコンサルテーションでは、クライアントの主訴、恐怖、夢、仕事・趣味への取り組み、人間関係や生活環境への適応の仕方などを手がかりに、クライアントの体験を聞いて行きます。
そしてクライアントが語った体験(物語)を、クライアントの特徴的な全体像として把握します。
全体像というのはパターンでもあります。その人の心と身体に共通して現れる、あるいは、心と身体に影響している(乱れた)エネルギー(ヴァイタルフォース)のパターンを見い出し、それにマッチするパターンを持ったレメディを選びます。
マッチするというのを「似ているレメディを選ぶ」と表現するのが、「同種療法」の由来ですが、これはあなたの体験のパターンということであり、あなたの体験と同じ表現を症状として持つレメディを選ぶわけです。
同種という言葉に捉われず簡単に言えば、「そのパターンを解決するレメディを選ぶ」のです。
東洋医学的に言えば、「乱れた氣(=ヴァイタルフォース)を、レメディによって整える」ということになります。
エネルギーの乱れが整えられることで、自然治癒力が賦活され、結果としてそれぞれの「部分」が癒される(=全体が癒される)ことになるのです。
クラシカル・ホメオパシーでは、癒しは常に「中核から末梢へ」と流れます。
病の状態もまた、中核の乱れが末梢に現れたと考えます。
コンサルテーションでは、クライアントはコトバを使って、自分に起きている現象(体験)を表現することになります。
良く言われるようにこの現象とは、クライアントの物語(ナラティブ)です。
ホメオパスは、その物語の本質的なパターン、本質的な現象を、クライアントの体験を通じて知ろうとします。
そこへ辿り着くまで、クライアントは様々なコトバで自らの物語を紡ぎます。
様々な校正を経て物語の核心部、本質的な現象に近づけば近づくほど、それは語りえないもの、語ることが難しいものになって行くことが多いものです。
本質的な現象とは「乱れたエネルギー・パターンそのもの」であり、物語を特徴付ける核心です。
しばしば、クライアントは自分の物語の本質に気付いていないか、または語る手段や表現を持たない、あるいは表現することに慣れていないものです。
クライアントが本質を語っているつもりでも、ホメオパスがそれを受け止められない場合もあります。
それゆえクライアントとホメオパスの関係性は、ホメオパシーでは非常に重要なものなのです。
様々な切り口から、繰り返し繰り返し、もっと深く深くと、一種のブレイン・ストーミングの様な作業をすることになります。
そしてクライアントの心と身体を貫く、生の、真のエネルギー感覚がどういうものか?を探って行きます。
この感覚は、ヴァイタル・センセーション(Vital Sensation)と呼ばれており、自身の体験を深く見つめ続けることにより辿り着くことが出来ます。
コンサルテーションとは、クライアントとホメオパスとの間で、クライアントの本質的現象、すなわちヴァイタル・センセーションという「見えざる何か、語り得ぬ何か」(シニフィエ)について、コトバ(シニフィアン)によって共通理解を得る「場」であるという事が出来るかもしれません。
この過程でクライアントが得られた、自身の体験に対する認識を「気付き(Awareness)」と言うのでしょう。
ここまで辿り着いて、本質的な現象・パターンに働きかけるレメディとのマッチングが可能になるのです。
レメディは、得られた気付きを後押しし、クライアント自らの力(自然治癒力)で、このパターンを解消させるのです。
表現が難しいですが、気付き切っている?人の場合、レメディの助けは要らないでしょうし、日常では、気付きのレベルが表層的である人の場合、最適なレメディに辿りつくのも、レメディが作用するのも時間が掛かるでしょう。
「気付きの後押しをする」というのは、「氣に働きかける」とでも「ヴァイタル・フォースに働きかける」と考えていただけば良いでしょう。
上で述べたように、
心と身体を通じて、繰り返し現れるパターン。
日常の意識より、更に深く影響しているパターン。
体験として認識されるヴァイタル・センセーション。
こういったものに、心を向けていただくことがコンサルテーションの目的です。
人間には自然治癒力が備わっており、本来、自分で治る力を持っています。
病気とか不調と言うのは、それが正しく作動していない状態です。
本当は、自分で治れるのに、治らない。
つまり、病気とは、自分が病気の状態にありながら、それに気付いていない状態、あるいは、治るのに治ることを忘れてしまっている状態なのです。
コンサルテーションにおいて自身の体験を見つめる過程で、何らかの気付きを得ることで、治癒に向かって心が開き、自然治癒力のスイッチが入り易くなるのです。
そして得られた気付きをレメディが後押しして、治ることを思い出させてくれます。
こうしたプロセスによって癒しを得るクラシカル・ホメオパシーでは、クライアントの協力、つまり自助努力が不可欠となります。
自らの体験を見つめ、気付きを得て、自分で歩いて行けるようになること。
クラシカル・ホメオパシーは、自助努力で癒しを得るヒーリングなのです。
自然療法(ナチュラル・ヒーリンング)であるクラシカル・ホメオパシーは、自助療法です。
ホメオパシー哲学の根底には、人間という存在を理解するのは深遠で困難な事という、ある種の畏怖に似た、生命に対する尊敬があります。
慎重に慎重を期しても、人間の行為には不確実性が残るものです。
現代医学でも(科学でも)人間については、まだ良く分かっていない部分が多い訳です。
そうした偉大なる自然、生命の営みに出来るだけ人間の手を加えないこと。
つまり癒しは本来、セルフ・ヒーリング、自助努力であるということであり、
それがホリスティック・ヒーリングであるクラシカル・ホメオパシーの本質でもあります。
この姿勢があるからこそ、「ホメオパシーは安全である」という言明がなされる訳ですし、
心身に優しいナチュラル・ヒーリングであると言うことが出来るのです。

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